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脊椎分離すべり症とは




骨盤に位置する仙骨の上で積み重なっている5つの腰椎は、きれいに湾曲を構成していますが、この湾曲によって腰の機能を十分に果たします。しかし、腰椎を構成する骨の一部が骨折をして切れてしまうと、その機能は完全性を失ってしまいます。

子供の頃に過度のスポーツをし、うまくクールダウンもしなかったという場合に最も多く発症し、そのピークは13歳と言われます。また、最も多く発症しやすいのは五番目の腰椎での発症です。この腰椎は、体を捻ったり反ったりすることに最も多く反応します。

保存療法で徐々に回復することが多くありますが、成人以降に慢性化してくると、他の症状に進行するケースも多くなります。その一番可能性が高いものが脊椎分離すべり症です。

通常は関節によってうまく支えられているはずの腰椎の骨が離れてしまうと不安定になってしまい、そのまま筋肉が弱くサポート出来ない場合などには腰椎がすべってしまうことがあります。

腰部のきれいな湾曲がなくなり、バランスも悪くなって、関節の動きにも影響が出てきます。脊椎分離すべり症の場合でも、検査の基本はレントゲンです。また、治療についてもなるべく手術をしないで、保存療法を適用します。

コルセットや痛み止めなど、そして理学療法で温めたり、筋力アップのためのリハビリも効果的です。腰部の神経を刺激してしまい、臀部や太股にも痛みが出ることが多く、また歩行障害に至るケースもありますが、状態が悪化すると手術を検討します。

また、その他に変性すべり症とい病態があります。こちらは高齢期の女性に多く、第四番目の腰椎が好発部位です。症状が酷い方は歩行障害にまで至ることがあります。出来るだけ早く自分の腰の症状に気づき、1日も早く治療をすることが症状を治す一番の近道になってきます。


中川式腰痛治療法