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スコッチテリアとは


脊椎分離症の疑いがある場合の検査方法で最も重要なのがレントゲン撮影です。この検査によって、脊椎に分離が起きているかどうかが分かります。レントゲン検査では、正面からと側面からの撮影に加え、斜めからの撮影(斜位撮影)が行われますが、特にこの方法が重要です。

斜め撮影によって結果として浮かび上がるのは、スコッチテリアという犬の種類の首の部分にそっくりな画像です。また、この画像で、脊椎に分離が起きている場合、首輪の形に亀裂が入って見えるため、スコッチテリアサインと呼ばれます。

整形外科の教科書にもこのような説明がよく掲載されています。スコッチテリアサインがくっきりと出ているという場合は、ほぼ慢性期であることは確実です。

初期であれば安静にすること、コルセット装着などで脊椎の癒合も期待されますが、この状態になりますとまずその効果は望めなくなります。それよりも早期にMRIなどを撮影して治療をすることが重要です。

レントゲン撮影の結果を患者さんが見ても、その首輪の状態はよく分かると言います。慢性期に入った状態でも基本は保存療法です。コルセットを装着して安静にして痛みを緩和し、鎮痛剤や理学療法なども用います。

痛みがひどければ、ブロック注射を適用し、患部の自然な治癒力を期待します。痛みが緩和されても、スコッチテリアのサインはそのままということもありますが、筋力をアップさせることにより、筋肉が脊椎周りのコルセットの役目を果たすようにすることが出来ます。

また症状が悪化し、脊椎すべり症の症状が出始めているなどの場合では手術をすることが多くなります。この場合、比較的症状が軽ければ、内視鏡手術が適用されます。

内視鏡では3日程度で退院できるケースも多く、抜糸も外来で済ますことができます。また、切開が必要なケースでは、除圧と固定を行います。除圧によって刺激している骨を最小に削り取り、また骨を移植して固定します。金属を用いて固定する場合もあります。


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