腰椎分離すべり症の主な症状は腰の痛みと足のしびれです。
またこの場合、腰椎がすべりを起こすことによって神経を刺激するため、すべりに対する痛みが比較的大きい場合には、治療が必要になります。
保存療法では薬物療法で鎮痛剤を投与したり、ブロック注射で効果的に痛みを解消することも可能です。
またこれらの方法でやや改善をしたケースでも、すぐに痛みが再発したりしますと、すべり症の手術を検討する可能性が高くなります。
また、痛みが下肢にまで現れるようになり、また痺れなどもあり、歩行障害も時々起こるというケースでも同様です。
腰椎分離すべり症の手術方法は固定術と除圧術です。
除圧術では神経を圧迫している骨を削っていきますが、熟練した技術を必要とします。
また固定術では神経を圧迫している原因となっている部位を切除します。
さらに分離している骨を固定しますが、この場合患者自身の骨盤からの移植や人工の骨などを用いる場合もあります。
また、より脊椎を安定させる必要がある場合は金属や医療素材を用いたインストルメンテーションをします。
金属を使用すると、患者の体には負担がかかりやすくなります。
特に高齢者がすべり症の手術を受ける場合には注意すべきでしょう。
また入院期間は約2~3週間という例がもっとも多いようです。
術後は3日程度で簡単な歩行などのリハビリを開始します。
退院後のことについてもアドバイスを受けます。
コルセットを装着する期間は半年程度になる例が多く、それだけ動作も制限されてきます。
手術をすれば完治する方は当然多いです。
固定術を施されたスポーツ選手が復帰する例もあります。
しかしながら無理をすると、また手術台の上へと逆戻りしてしまう可能性は高いとも言われます。
筋肉をよくほぐし、ストレッチなども欠かさずにすることが重要でしょう。
若いうちには癒合するのもたやすい症状が、成長が止まってしまうととても治しずらいものに変化するということをよく理解すべきでしょう。


