TOP » 腰椎分離症1 » 治療法について

治療法について




腰椎分離症の治療法として考えられるものには、多くの種類がありますが、ほとんどの患者の場合、まずは保存療法を試します。

腰椎分離症は、腰椎前弯に症状が出現することがほとんどですので、生活習慣や正しい姿勢を指導し、背筋や腹筋を増強し、また、耐久力もつける訓練をしながら、筋肉がコルセットの役目を果たすようにします。

筋肉が丈夫な方、例えば、スポーツ選手などが腰椎分離症になりながらも痛みを経験しないのは、この靭帯と筋肉がしっかりと役目を果たしているからと言われています。

保存療法には、腰椎のコルセットを装着することを基本にする装具療法、主に鎮痛剤などを投与して痛みを緩和する薬物療法、温熱療法を主とした理学療法、そしてブロック療法などが主なものとしてあります。

特に痛みが強い急性期は、安静にすることが求められますが、その場合、コルセットなどをして腰椎の部分を出来るだけ固定することを心掛け、安静にしているのがいいとされています。

薬物療法では、筋肉の痛みを抑えるために消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を用います。また、神経の修復を助ける働きを起こす、神経賦活薬や末梢循環改善薬なども用います。

また、温熱療法では、温めることにより、血液循環を高め、疼痛を改善します。より強い痛みが出ている場合では、患部神経に直接麻酔薬を注射するブロック療法が用いられます。

ブロック療法を適所に処置した場合、筋肉のコリや緊張をほぐし、痛みの伝達を消すことができます。これらの主な保存療法でも改善しないというケースでは、多くは手術を適用されます。

腰椎分離症では、分離した部位の固定術が行われます。固定術は骨盤などから患者自身の骨を移植する場合と、人工骨を用いる場合があります。

また、症状によっては、固定の補助として金属製の器具を使う場合も出てきます。手術では約3~4ヵ月かけて症状を改善させていくことがほとんどです。

しかし、腰椎分離症の手術をしても完治することは難しいと言われます。何故ならば、腰椎分離症の術後成功率はおよそ10%程度と言わているからです。

また、手術をしたとしても、痛みやしびれを完全に取り除くことは難しいらしく、再発される方が大勢います。腰椎分離症を改善するには、運動療法によるトレーニングが効果的と言われます。

先程も少しお話しましたが、腰椎周りを囲んでいる、背筋や腹筋を増強し、筋肉がコルセットの役目を果たすようにすれば、腰椎分離症を防げると言われています。

その理由として、多くのスポーツ選手などではレントゲン上、腰椎分離症が発見されても痛みもしびれも無い選手が大勢います。

何故、多くのスポーツ選手が画像診断で腰椎分離症を発症しながらも、痛みを経験していないのは、靭帯と筋肉がしっかりと役目を果たしているからに他なりません。

ですので、腰椎分離症の手術をする前に、運動療法による筋力トレーニングを行うことの方がリスクが少なく得策なのです。もし、手術をしようか悩んでいる方がいれば、まずは、運動療法を試されてみて、それでも駄目な場合は手術を検討してみてはいかがでしょうか。

やはり、腰椎分離症を治すには、早期発見が最も早い治療方法と言われます。また、長引けば長引くほど治療はどんどん遅れてしまいますので、早め、早めの対処が大切になってきます。


中川式腰痛治療法