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MRIについて


腰の痛みなどで整形外科に診察にいくと、まずは問診や筋力チェック等の理学的な所見をします。その後、レントゲンを撮影し、腰の周りを様々な角度から撮影し、異常がないかどうか検査します。

レントゲンではより細部をチェックしなければならないという状態になることがあり、あるいは、レントゲンで腰椎分離症を疑うという場合には、MRI撮影を行います。MRI撮影を行えば、腰椎分離症があるかどうかは、一目瞭然にはっきりと分かります。

また、骨の癒合の可能性がある、と判断された場合は、CTを撮影することもあります。MRIとは、Magnetic Resonance Imaging systemの略ですが、磁場と電波を用いて、体内の画像を撮影するための装置です。

放射線が出ますが、被爆の心配はなく、脳や脊椎などのCTでは苦手とする部位の断面撮影が可能です。撮影の際は、磁場を変化させるため、大きな音が伴います。よく、この音で患者の気分が悪くなってしまい、撮影を中断することもたまにあります。

また30分以上、狭い空間に押し込められるため、閉所恐怖症の方は撮影を断念することが多いようです。ですが、最近ではオープン型のMRIが開発され、このような方でも撮影が出来るようになっているようです。

一方のCTはComputed Tomographyの略で、一般にはX線を使ったX線CTを言います。人間の体を構成する物質には水素の原子核が含まれますが、MRIでは、人体に磁場を加え、水素の原子核の状態が元にもどるまでの時間によって、差を立体映像にします。

MRIでは腰椎分離症の詳細が診断できます。分離のある腰椎の場所はもちろんのこと、他にも腫瘍などがないか、感染症の疑いの有無などが分かります。詳細を確認できたら、後は定期的に症状を変化をチェックするためにレントゲン撮影を用いることが多くなります。

レントゲンは特に手術の前後には重要になってきますが、自覚症状が変化したなどの異常がある場合にも多く用いられます。画像検査は経験すれば患者でもその様態の変化は分かるようになり、改善に向かう状態を確認しながら楽しむ患者さんもあります。

腰椎分離症の診断結果が出れば、後は治療方法を検討することになります。腰椎分離症の治療方法として、急性期で痛みが酷い場合は、絶対安静が必要ですので、コルセットなどで腰を補助し、とにかく安静に努めます。

そして、腰の痛みが落ち着いた慢性期に入ったら、腰椎周りの徹底的な筋力強化と体のバランスを元に戻すためのリハビリが行われます。よく、手術を希望される方がいますが、手術は8割以上の確率で腰椎分離症の再発を招きますので、よく検討してから行うことが大切です。

腰椎分離症を完治させるには、腰椎周りの筋力強化と体のアンバランスを戻すための運動、この2点にかかっていますので、積極的に身体を動かし、腰椎分離症の完治を目指してください。


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